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春は苦味の季節 [我が家の料理・レシピ]

春になると、筍、わらび、たらの芽、ふきなどの苦味のある山菜が出回り、体もそいうった苦味を欲するようになります。実は、季節によって欲する味覚が違うのを知っていますか?

①春は、‘苦味’です。苦味には体を浄化する解毒作用があるので、冬場に脂肪をためこみ、なまった体を浄化するために、苦味が欲しくなるそうです。

②夏は、‘酸味’です。夏バテしやすく食欲もなくなるこの時期は、体の代謝を高め、食欲も増してくれる酸味を欲するそうです。

③秋は、‘旨味’です。秋は美味しいものが増える時期です。魚は脂がのりはじめ、野菜、果物も甘みを増してくるので、旨味を欲するそうです。(もしかしたら、冬への蓄えの意味もあるのかもしれません。)

④冬は、‘甘み’です。冬は寒いので体を温めようとして、糖分の多いものを欲するそうです。それに、魚、野菜も甘くなりますよね。

季節によって欲する味覚には、それぞれ意味がありますが、実はこれって旬のものを食べなさいということですよね。旬のものは美味しいばかりでなく、とても栄養価が高いです。ハウス栽培で年中、何でも手に入れられる時代になりましたが、できれば旬のものを食べたいですね。それに、野菜などの栄養価は、年々下がっているって知ってますか?食品成分表(文部科学省)が何年かごとに更新されていますが、20~30年前と比べても栄養価は確実に減っています。この要因に、土の問題があるそうです。昔は自然にまかせて栽培されていましたが、最近では人工的に大量生産をさせ、土がやせてきているためだそうです。化学物質なども影響しているかもしれませんね。現代病とも言われるアレルギーが増えているのも、こういったことが影響しているかもしれないので、できるだけ体にいいものを摂取したいですね。

そして、今日の夕飯は、‘蒸し鶏’、‘若竹煮(昨日の残り)’、‘味噌汁’です。

 

はっきり言って、手抜きです今週は風邪気味でやや疲れているので、前日の残り物が次の日にも登場しています。蒸し鶏も簡単にできるけど、主人の好物なので作りました。筍も体の浄化になっていいかなと、自分にいいわけです。

 蒸し鶏は、皿に鶏、生姜、白ねぎ(青い部分)をのせ、お酒をかけたら蒸し器で蒸すだけです。付け合せは、もやしの酒蒸し、きゅうり、トマトです。タレは、醤油(大2)、酢(大2)、蒸し汁(大2)、砂糖(小1)、ごま油(少々)、生姜(すり卸し少々)で作り、さっぱり系にしました。超簡単です主人が蒸し鶏好きでよかった。


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アールグレイ

春の山菜の苦味がいいですよね^^
春の旬という感じがよく出ますね。
季節の味覚を改めてそうだなと実感することです。
by アールグレイ (2006-04-29 00:13) 

pekopeko23

ぜんぜん手抜き料理じゃないですよ~ 蒸し鶏おいしそう^^
体調が悪くても、家族のために好きなものを作ってあげるなんて偉いです!

野菜などの栄養価は、年々下がっている・・・ こういう話、食品成分表の改定の時にニュースなどで盛んに取り上げられていましたけど、その後はすっかり聞かなくなりましたね。
栄養価は見ただけじゃよく分かりませんが、作物の力は酵母で分かります。ちゃんと作られたものからは、元気な酵母液が出来ますから^^
いまは土着の微生物を殺してしまうから、滋味も栄養もなくなるのかなぁ。
by pekopeko23 (2006-04-29 09:17) 

てる

アールグレイさん
春の苦味は、眠っていた体が起きる感じがしていいですよね。
最近、季節感がないので、できるだけ旬のものを食べたいなと思います。
ナイスありがとうございます。

pekorinさん
酵母作りをすると、食物の元気さが顕著に分かりそうですね。やっぱり、素材で全然かわってきそうですものね。
ナイスありがとうございます。
by てる (2006-04-30 10:58) 

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